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「龍人伝説」への道 三輪休雪展
2010年9月11日(土)~10月24日(日)
山口県立萩美術館・浦上記念館

十二代三輪(みわ)休雪(きゅうせつ)(本名は龍作、1940年生まれ)は、「愛 (エロス)」と「死 (タナトス)」をテーマに人間存在の重さを陶芸として問い続けてきた作家です。
かつて長州藩御用を務めた伝統窯に生まれ育ち、萩焼400年の歴史的個性を踏まえながらも、これまでは器という形式から離れて象られることがまれであったやきものの領域で、彫刻的具象表現を中心に自己をかたちにしてきました。
本展覧会は、最新の連作「龍人(りゅうじん)伝説(でんせつ)」にいたるまでの休雪の旺盛な創作活動を、約130点の代表的作品で遡り、やきものに初めて叙情的なかたちを与えた表現者の創造の軌跡を紹介します。

萩固有の陶土の物性を最大限に活かしたこの造形的主張は、温かみのある黒陶彩の土肌や、厚く盛られた艶釉薬や萩伝統の白萩釉の色彩、そしてぬめるような独特の光沢のうちに周囲を映す金彩をまといながら、表情豊かな連作や記念碑的大作のかたちに不抜の道念として示され続けています。
山口県立萩美術館・浦上記念館の「陶芸館」開館を記念して開催される本展は、十二代休雪の秀逸な個性と、芸術としてのやきものを志した造形思考を探訪する試みでもあります。

  1. 会 期

    2010年9月11日(土)~10月24日(日) 
    休館日: 月曜日 (ただし、9月20日(祝)と10月11日(祝)は開館します)
    開館時間: 9:00~17:00
    (ただし、初日(9/11)の一般公開は13:00から。入館は16:30まで)

  2. 主 催

    山口県、(財)自治総合センター、「龍人伝説」への道 三輪休雪展実行委員会(山口県立萩美術館・浦上記念館、朝日新聞社、yab山口朝日放送)

  3. 後援等

    後援: 萩市、協賛: 山口銀行、協力: エフエム山口

【お問い合わせ先】
   山口県立萩美術館・浦上記念館 学芸課 石﨑泰之
   〒758-0074 萩市平安古586-1 電話: 0838-24-2400 FAX: 0838-24-2403